不倫とは何か?
不倫とは、不貞な関係のことです。そして、「不貞な関係」とは、婚外における男女(あるいは男男、女女の性的関係)のことを言い、民法770条で定められている離婚理由にも、「不貞」があります。
では、この「不貞」の具体的な内容は何でしょうか?
「不貞」とは、基本的には婚姻関係にない男女が姦淫行為を行うこと、すなわち「婚外で肉体関係を持つこと」です。肉体的な関係があることを不貞関係というのです。
でも、巷の女性雑誌などを見ていると、「どこまでなら許せる?どこからが不倫か?!」などという記事があったりもします。
食事に行ったらダメ
LINE交換したらアウト
キスまでなら許す
精神的なつながりがある方が怖い
などなど、いろんなことが書いてあり、皆さん考え方は様々あるのだと思いますが、やはりズバリ、「肉体関係の有無」が不倫か不倫未満かを分けるのです。
また、不倫の中にも、一度きりの不倫(風俗なども一応不倫に入ります)もあれば10年続く不倫もあります。
半年に一度しか会わない不倫もあれば、二日に一度は会ってご飯を食べ週に一度は肉体関係を結ぶ重度の不倫もあります。
そして、不倫の期間や頻度によって慰謝料の金額も変わってきます。
昔は「不倫は男の甲斐性」などと言ったものですが、今では通用しません。
女性有名人の不倫が騒がれることがありますが、男性に対するよりもバッシングが強いと感じます。これは日本に特有の現象で、今後女性の社会進出が進めばこれも変わっていくのかと思います。
「不倫」とは「不貞」のことで、「不貞」とは「婚姻外の男女の肉体関係」のこと。これで一応のまとめにはなりますが、ごく稀ながら、プラトニックな関係であっても、精神的繋がりが極めて強く、親密さが極めて濃厚であれば、ごく低額な慰謝料請求が認められる場合もありますので注意が必要です。